建通新聞社四国
2011/07/22
【高知】9月ごろ公告 宇佐漁港西口導流堤保全工事
高知県水産振興部漁港漁場課は、水産基盤ストックマネジメント事業として、宇佐漁港西口導流堤保全工事を一般競争入札するため、9月ごろ公告する。また、高知東部地区の椎名漁港など8漁港の機能保全計画策定業務を8月下旬から順次外注する。
宇佐漁港西口導流堤保全工事では、施工延長92・6bで、錆びてきている既設矢板の両側に深さ11・5bの矢板を打ち、既設矢板との間には中詰砂を流す。その外回りにコンクリート被覆防食工を施し、両側に既設の根固ブロックを流用、設置する。西口導流堤の総延長は1200bで、2011年度までに延長530bの施工が完了する。
機能保全計画策定業務は、高知東部地区の椎名漁港(室戸市)、高知中央地区の上ノ加江漁港(中土佐町)、浦分漁港(四万十町)、高知西部地区の伊田漁港(黒潮町)、伊佐漁港(土佐清水市)、三崎漁港(同)、大島漁港(宿毛市)、泊浦漁港(大月町)の8漁港で実施。各漁港にある防波堤や護岸などでコンクリートの状況などを調査し、今後の整備計画をまとめる。
11年度までで県管理27漁港の計画策定が完了し、12年度から各地区で優先順位をつけながら工事を進める。