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建通新聞社
2011/07/25

【大阪】大阪府の測量・建設コンサルタント業務 2010年度の平均落札率72.64% 前年度からさらに5ポイント以上上昇 くじ引きは大幅減少

 大阪府の測量・建設コンサルタント等業務の入札で、2010年度の平均落札率が72%となり、09年度にくらべ5ポイント以上上昇したことが分かった。予定価格、最低制限価格の事後公表拡大の成果と見られる。くじ引きによる落札は大幅に減少。全体の4割以下となった。
 全体件数は1,169件で落札率72%。業種別に見ると、設備設計・監理が83.57%で最も高い。測量は66.61%で最も低く、他の業種に比べ測量の落札率が上がっていない。
 部局別に見ると、発注件数が最も多い都市整備部が71.08%。都市整備部、環境農林水産部、水道部は、10年度に比べ落札率が10%前後上昇した。都市整備部のみ実績評価型による紙入札を行っており、全体656件のうち325件が電子入札(落札率71.78%)。このほかの部局はすべて電子入札。
 10年度のくじ引きによる落札は全発注件数1,169件のうち438件で37.46%の発生率。09年度が80.21%だったのに比べ大幅に減少した。主要発注部局では、都市整備部のくじ引き発生率が極端に高く、54.42%。このほかはほぼ3割以下となっている。