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北海道建設新聞社
2011/07/26

【北海道】札幌市が清田通未整備区間に13年度着工−国際大敷地内を縦断 

 札幌市建設局は、清田通のうち、札幌国際大敷地内を通る未整備区間(清田77号線交点―同86号線交点間)の約500mについて、2013年度の着工を予定している。交通量の分散による混雑解消などが目的で、総事業費は約18億円。実施設計は今週中にも制限付き一般競争で告示する。
 清田通は、白石区流通センターの平和通交点から清田区清田の清田中央通交点までの延長約5850mが都市計画決定されている。
 羊ケ丘通や国道12号、南郷通、国道36号などと交差するこの路線は、清田中央地区と他地区を連絡する主要幹線。しかし札幌国際大の敷地内に当たる清田77号線交点から清田86号線交点にかけてが未整備のままで、その分の交通量が約500m東側の清田中央通に集中している。
 今回の道路新設では、清田中央通の交通量を分散させ混雑解消を図るほか、災害時の避難道路確保などによる地域の防災機能向上も目的。
 新設区間は延長約500m、幅員20mで、車道は12mの4車線、歩道は両側に3・5m、路肩は各0・5mを確保する。
 同大の敷地は丘陵状になっているため、整備は切り土が主体となる見通しで、同大の建物に隣接する区間には擁壁設置も検討。詳細は今後の実施設計の中で詰める。
 11年度は実施設計や調査測量を、12年度に事業認可申請の手続きや用地買収を進める。13年度着工、16年度完成を目指す。