建通新聞社四国
2011/07/26
【高知】予備設計など進む 国道195号山田BP
高知県中央東土木事務所は、国道195号バイパス(通称・あけぼの街道)のうち、これまで未着手だった山田バイパス工区の予備設計をオリエンタルコンサルタンツ(高知市)、測量設計を工栄(高知市)に委託して現在進めている。今後、2012年度に用地測量を外注した後、順次用地交渉を進め、早期の工事着手を目指す。
山田バイパス工区は、現在供用区間の終点となっている香美市土佐山田町楠目から、工事中の都市計画道路高知山田線と分離して北東側へ延伸させ、物部川に架かる新佐野大橋を経由し、同市杉田で現道に合流する。計画では、規格3種2級、延長約4`、全幅11・25bの2車線道路で、うち片側歩道の幅員は3・5bだが、一部区間では両側歩道となる可能性もある。
構造物は、JR土讃線交差部とその前後の山間部に延長420bほどのトンネルを掘削し、土生川に橋長10bあまりの橋梁を架設する。また、すでに開通している新佐野大橋(橋長132b)に並行して歩道専用橋も架設する。
バイパスの開通時期は未定だが、現道の同市楠目や神母ノ木地区で慢性化している渋滞緩和や、高知市と接続することで物部川上流域との交流により地域発展に貢献することが期待されている。