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建通新聞社四国
2011/07/29

【愛媛】本体工を来年度発注 三瓶小校舎新築

 西予市は、三瓶小学校校舎の新築計画で、2011年度末に仮設校舎の建設を発注するほか、現校舎の解体および本体工事については、12年度に発注する方針を示した。新校舎は13年度までの2カ年で整備、14年4月の開校を目指す。

 計画当初では、6月ごろまでに仮設校舎の建設に着手し、9月ごろをめどに現校舎を解体、第3四半期中に本体工事を一般競争入札で発注する方向で準備を進めていたが、東日本大震災の復旧作業に伴い、建築資材が調達できるか不透明な要素もあるため、解体工事と本体工事を12年度発注へと変更した。
 また将来起き得る可能性のある津波被害を想定し、新校舎の屋上に児童と教職員が避難できるように設計を変更。具体的には普通教室棟の屋根の一部を陸屋根にし、特別教室棟と合わせて約320平方bの避難スペースを屋上に確保し、300人規模が緊急避難できるように見直した。
 新小学校の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約4800平方b。設計は鳳建築設計事務所(松山市)が担当。
 仮設校舎の規模は、同造2階建て延べ約1950平方b。現校舎の規模は管理・教室棟が同造3階建て延べ1623平方b、教室棟が同造3階建て延べ1553平方b、渡り廊下棟が同造3階建て延べ300平方bと鉄骨造2階建て延べ136平方bの2棟。解体設計は、和気忠孝設計事務所(西予市)が担当した。