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　三重県都市計画審議会は、第１６９回会議を開き、四日市市内の産業廃棄物処理施設の敷地の位置、山田二見線など伊勢都市計画道路の変更、志摩都市計画区域の変更（ほか関連２議案）、三重県広域緑地計画―について審査し、いずれも原案通り承認した。
　議案は次の通り。
＜四日市市内の産業廃棄物処理施設の敷地の位置＞
　中部エコテクノロジー（四日市市川尻町１０００）が計画する産業廃棄物の中間処理施設（廃プラスチック類の破砕施設）について、都市計画上の施設位置を審議。計画では、四日市市川尻町７５０の第１工場の東側敷地に第２工場を設置する。申請敷地は既設工場などを含めた全体で４万１３０６平方�b。第２工場建築面積は４７４９平方�b。用途は家電リサイクル施設で主破砕機（日量１２４�d）、粗破砕機（同１６４�d）、ウレタン破砕機（同32�d）を備える。
＜伊勢都市計画道路の変更＞※主要路線だけを記載
　▽外宮度会橋線―名称の「新国道」を「外宮度会橋線」に変更する。また、下宮北側で計画する交通広場約２万１０００平方�bのうち、整備済みの１万０５００平方�bを交通広場とし、未整備区域は計画を廃止し縮小する。
　▽山田二見線―伊勢市一之木２から同市神久６までの延長２０７０�bを廃止。同市神久６から国道23号までの延長１３１０�bについて、計画幅員20�bを16�bに変更。また、山田二見線と接続していた都計道・茶屋松下線（延長２２７０�b）を廃止し、このうち、同市二見町茶屋字万町から同市二見町江字北條までの延長１４１０�bを山田二見線に変更し路線を延伸する。
　▽本町大湊線―新開大湊線（伊勢市御園町新開〜同市大湊町、延長１８５０�b）と本町新開線（同市本町〜同市御園町新開、延長３１２０�b）を統合し、「本町大湊線」（延長４９７０�b、幅員16�b）に変更。
＜志摩都市計画区域の変更など＞
　志摩区域については、市町合併前からの計画区域である浜島都市計画区域（６７７２�f）、大王都市計画区域（９５８�f）、志摩都市計画区域（１１９５�f）について、広域的な対応を図るため統合し、「志摩都市計画区域」（８９２５�f）に変更する。統合により、都市計画施設の公園などの名称を変更する。なお、２６０号沿線の都市計画区域への編入については、地区の現状を踏まえて、編入をせずに、地区構想に基づきまちづくりを進めるものとした。また統合を前提とした志摩都市計画区域のマスタープランについては、広域拠点や、道路、鉄道、河川などの施設整備の方針などを示した。
＜広域緑地計画＞
　県の緑地などの将来像やその実現に向けた方針や多様な主体が取り組むための基本的な考え方をまとめたもので、２０２０年度までのおおむね10年間を計画期間とする。県全体の計画目標値として、用途地内の緑地率を現状の18・１％から21・９％へ、１人当たりの都市公園面積を現状の９・22平方�bから10平方�bとするなどを掲げた。