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建通新聞社四国
2011/08/02

【香川】タカネ設計に決定 特養楽々苑新築移転

社会福祉法人共済会(綾川町滝宮376ノ2 宮武利弘理事長)は、老朽化が進む特別養護老人ホーム楽々苑の新築移転を進めるため、設計者を指名型プロポーザル方式で選考した結果、タカネ設計(高松市)に決定した。
 プロポーザルは県外設計業者も含め、同様な施設の設計実績のある企業6社で実施。施設建設のテーマとして、従来型ケアに個室ユニットを取り入れ2種類のケアに対応可能、周辺の田園地帯や住宅地と調和する建物、環境配慮型エコ施設、地域福祉推進のため地域に開かれた施設などを条件に提示。
 事業スケジュールは、一部流動的な面もあるが2012年3月までに基本設計を完了し4月から実施設計に着手、13年4月に着工し14年9月の完成を目指す。
 現在の施設は、築33年を経過し老朽化が進んでおり移転新築することで、一層の安全面や入居者のサービス向上を図る。新施設は90床、集団ケアの中にユニットケアを取り入れた施設整備を検討しており、建物の規模は確定していないが、鉄筋コンクリート造2階建て延べ4000平方b程度を想定している。
 建設地は現施設と厚生連滝宮総合病院の隣接地、綾歌郡綾川町滝宮字東田井375ノ1ほか。敷地面積は約5000平方b。