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建通新聞社(中部)
2011/08/04

【三重】体育館本館・別館空調設備ほか改修工事など設計着手

 三重県県土整備部営繕室は、教育委員会からの執行委任を受けて、県営総合競技場の「体育館本館・別館空調設備ほか改修工事」をアクアマリン設備設計(志摩市)に、「体育館本館大屋根ほか改修工事」の設計を小林設計(松阪市)に委託した。2011年度に設計を行い、12年度以降の工事に備える。
 体育館本館・別館空調設備ほか改修工事は、1987年に実施した空調設備改修以来の設備更新工事で、更新時期に合わせて、現在、重油ボイラーによる熱源で共通になっている熱源機を、本館、別館それぞれの系統にする計画。設計では、熱源比較を行い、コストや環境面などの観点で最適の熱源を選定する。設備改修では、屋内・外ダクトや既設の煙突や膨張水槽などの更新、改修を行う。関連して動力制御盤などの電気設備改修も計画。設計工期は120日間。
 一方、体育館本館大屋根ほか改修工事は、82年に実施した屋根改修以来の改修工事。大屋根の全面改修とエントランス前面の補修、バリアフリー化工事などを行う。具体的には、防水、工期短縮などの観点から超速硬化ウレタンの塗布による改修を想定して設計を行う。大屋根の規模は、南北約66b、東西約51b(一部観覧席上部を除く)。また、エントランスの改修は、階段、タタキ部の補修、スロープの設置を計画している。設計工期は90日間。
 本館(64年開場)は鉄筋コンクリート造(RC造)3階建て延べ5783平方b、別館(72年開場)はRC造2階建て延べ1122平方b。所在地は伊勢市宇治館町510。