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建通新聞社
2011/08/18

【大阪】大阪府 2011年度の連立事業 京阪本線(寝屋川市・枚方市)都計手続き開始 13年春の都計決定目指す 阪急京都線は関係者協議

 連続立体交差事業で、大阪府と寝屋川市、枚方市は、京阪本線(寝屋川市・枚方市)の都市計画素案を作成した。9月末から10月初旬に公聴会を開催。来春に都市計画原案を縦覧し、2013年春の都市計画決定を目指す。その後、13年度中に事業認可を得て、用地買収に着手する考えだ。阪急京都線(摂津市、茨木市)では3カ年の調査を10年度に完了。11年度は関係者との協議に入る。合意が得られれば社会資本整備総合交付金事業としての採択を申請する可能性もある。建設中の事業では、南海本線・高師浜線(高石市)で和歌山行きの鉄道本体工事に着手する予定。このほかの3事業についても工事を進める(A面に関連記事掲載)。
 京阪本線(寝屋川市・枚方市)の連立区間は寝屋川市幸町〜枚方市岡南町間の約5.5q(寝屋川市域2.1km、枚方市域3.4km)。高架化される駅は、香里園駅、光善寺駅、枚方公園駅。関連事業として、府道八尾枚方線道路改築3,270m(13〜28年度)、環境側道整備6,210m(13〜28年度)などを行う。
 環境アセスメント手続きでは、環境影響評価準備書の作成を進めており、来春に縦覧する予定。19年度の工事着手、28年度の完成が目標。
 阪急京都線(摂津市)の連立事業では、昨年春に開業した摂津市駅を中心とする延長2.1kmが調査区間(南千里丘ほか)。08年度に国の調査採択を受け、10年度までの3カ年調査を実施し国に報告した。本年度は事業化について関係者と協議中。合意が得られれば、国に社会資本整備総合交付金事業としての採択を申請する可能性がある。従来の着工準備採択に当たる。
 南海本線・高師浜線(高石市)は、羽衣駅付近〜高石駅付近の約4.1kmを高架化、13カ所の踏切を除去する事業。仮線の設置が完了したため、和歌山行きの鉄道本体工事を開始。16年度末に南海本線を、18年度末に末に高師浜線の高架化を完了。全体完了は19年度を目指している。
 このほか、近鉄奈良線(東大阪市)、南海本線(泉大津市)の高架化工事と大阪外環状線(東大阪市)の側道工事を継続する。