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建通新聞社(中部)
2011/08/30

【岐阜】池田浄化センター増設は11月中旬に設計完了へ

 日本下水道事業団(JS)の岐阜県内2011年度受託事業のうち、浄化センター関係の設計委託状況をみると、増設で「池田町池田浄化センター」、再構築(長寿命化)に伴う基本設計で「恵那市浄化センター」が一部施設の耐震実施計画、「飛騨市古川浄化センター」と「土岐市浄化センター」で各長寿命化計画の策定が進められている。池田浄化センターの増設については11月中旬には設計を完了する運び。今後の早期整備着手が期待される。
 池田町池田浄化センターは、片山、市橋地内にある公共下水道の処理施設で、今回各施設の増設を図る。日最大の計画汚水量は8200立方b。対象とその汚水量範囲は流入渠、主ポンプ棟、導水渠、塩素混和池(土木は4600立方b)、汚泥棟が日最大8200立方b。反応タンクと最終沈殿池が1900立方b。導水渠、塩素混和池の設備が8200立方b。主ポンプ棟と自家発電機室、汚泥棟の設備が5700立方b、凝集剤添加施設の設備が3800立方b。反応タンクと最終沈殿池の設備が1900立方b。場内整備が1900立方bとなっている(関係工種は土木・建築・機械・電気)。
 設計は日水コン(本社東京都新宿区)が担当。
 恵那市浄化センターでは、大井町、長島町地内にある既設浄化センター(日最大9600立方b―標準活性汚泥法)について、2009〜10年度でまとめた長寿命化計画に基づき、一部施設の耐震実施計画をまとめている。業務内容は管理棟(沈砂池・ポンプ室、汚泥処理棟、送風機室、電気室、自家発電機室含む)とそれに関する建築設備の耐震診断(詳細)一式(関係工種は土木・建築)。
 業務は中日本建設コンサルタント(名古屋市中区)が担当。なお、塩素消毒施設を対象とするその2業務(関係工種は建築)については11日に入札済みで、近く業務を契約する運び。 
 土岐市浄化センターでは、御幸町地内にある既設浄化センターの長寿命化計画をまとめる。全体計画は日最大2万7100立方b(標準活性汚泥法+凝集剤併用ステップ流入式多段硝化脱窒法)。
 対象は管理棟の建築設備ほか汚水ポンプ設備、脱臭設備、クレーン類物揚げ設備、配管類、最初沈殿池設備、ゲート設備、反応タンク設備、最終沈殿池設備、用水設備、受変電設備、制御電源・計装用電源設備、負荷設備、監視制御設備、計測設備、ケーブル・配管類(関係工種は建築・機械・電気)。
 業務は中央設計技術研究所(金沢市)が担当。10〜11年度業務で12年3月15日までに業務を完了させる。12年度以降は耐震実施計画の策定へ移行する見通し。
 飛騨市古川浄化センターでは、古川町杉崎地内にある既設浄化センターの長寿命化計画をまとめる。全体計画は日最大6600立方b(オキシデーションディッチ法)。対象は管理棟、汚泥処理棟、除砂施設、揚水施設、反応タンク、最終沈殿池、消毒設備、汚泥輸送・前処理設備、汚泥濃縮タンク、汚泥貯留タンク、自家発電機室に関する設備(関係工種は機械・電気)。
 業務は中央設計技術研究所(金沢市)が担当。11〜12年度業務だが、今回の基本設計では汚水処理量ベースで4400立方bを範囲に12年2月末までに完了させる。