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建通新聞社(神奈川)
2011/09/06

【神奈川】県木材供給拠点 整備計画に送れ

 神奈川県が県産木材の加工・流通を促すために取り組もうとしている、民間事業者からの提案に基づく「県産木材供給拠点」の整備計画が、東日本大震災の影響や厳しい経済情勢を背景に、第2四半期の半ばが経過した現在も、まだ具体的に動き出していない。担当課は、「現在検討中であり、しかるべき時期に運営希望者からの提案を募集したい」としながらも、集めた提案を評価・チェックする学識者らによる委員会の設置や、提案内容の実現可能性を分析する調査委託の時期などについては未定だと説明。2011年度当初予算に、調査委託料と委員会開催費として720万円の予算を計上したが、現時点で具体的なスケジュールは示していない。
 同計画は、県産木材(原木)の加工・流通の供給体制を確保するため、まず基本方針に基づいて運営希望者から提案を募集するとともに、提案の実現可能性調査を経営コンサルタントなどに委託。その中で、基礎調査や提案分析(目標・立地条件・設備規模・運営主体的性調査、経営分析、総合分析)、提案評価を実施し、整備基本計画案の策定までを行う。
 また、提案内容を評価・チェックし、意見・提言する役割を担う学識経験者(経済経営、製材加工・流通、素材原木流通、県森林・林業精通者)を中心とした供給拠点構想検討委員会を組織。
 11年度内に県が整備基本計画を策定し、12年度にも施設の整備に着手する予定となっている。
 06年度にも、民間事業体から「県産木材供給拠点」の整備企画提案を募集。3者から提出された企画提案書を学識者で構成する検討委員会で審査し、庁内の検討会議で最優秀提案を決めた。だが、経済情勢の悪化などを理由に、民間事業体の申し出によって計画が中止となった経緯がある。
 当時は、5月に参加の意向を受け付け、7月末に企画提案書の募集を締め切った。その後、3回の検討委員会を経て、11月に最優秀提案者を選んだ。県の元総合グラウンド半原荘跡地(愛川町半原2891、敷地面積約3万平方b)への整備を想定していた。