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建通新聞社(中部)
2011/09/05

【三重】国道368号仁柿峠BP、2号工事用道路の詳細設計に着手

 三重県松阪建設事務所は、「国道368号仁柿峠バイパス」で延長約1・5`の2号工事用道路を整備するため、詳細設計や地質調査などに着手した。松阪市内側から整備を進めているバイパス本線について、仁柿峠側の両側から整備できるようにして工事の進捗を早める。
 2号工事用道路は、工事を進めている1号工事用道路と接続し、仁柿峠側のトンネル整備予定区間付近を結ぶ。延長は約1520b、全体幅員は5b。バイパス整備完了後は、松阪市に移管し林道として利用する計画。2013年度以降に工事着手する。整備場所は松阪市飯南町上仁柿。
 設計は「その1」から「その4」までの4工区に分けて委託した。その1の設計内容は、道路詳細設計430b、擁壁・補強土壁予備設計1カ所、補強土壁詳細設計5カ所、一般構造物基礎工詳細設計1カ所、仮橋詳細設計1橋など。設計は南海カツマ(津市)が担当する。
 その2は道路詳細設計500b、擁壁・補強土壁予備設計1カ所、補強土壁詳細設計5カ所、一般構造物基礎工詳細設計1カ所などで、明和プラテック(明和町)が担当。
 その3は道路詳細設計160b、法面予備設計1カ所、一般構造物詳細設計1カ所、重力式擁壁詳細設計1カ所、ロックボルト付き場所打ち法枠工詳細設計1カ所などで、若鈴(津市)が担当。
 その4は道路詳細設計430b、擁壁・補強土壁予備設計2カ所、補強土壁詳細設計3カ所、一般構造物基礎工詳細設計1カ所、重力式擁壁詳細設計1カ所などで、パシフィックコンサルタンツ三重事務所(津市)が担当。
 国道368号仁柿峠バイパスは、松阪市飯南町峠から飯南町上仁柿まで延長3920bの道路を新設する。幅員は7b。1990年度に事業着手し、97年度に延長380bを供用した。トンネル1カ所、ループ橋1橋を含む橋梁3橋などの整備を計画している。11年度は1号工事用道路などの整備を進める。