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建通新聞社四国
2011/09/09

【愛媛】3者JV標準型総合評価で 千丈トンネル

 愛媛県は、2011年度発注工事で最大規模の国道197号千丈トンネル建設を3者構成の特定建設工事共同企業体(JV)へ発注することとし、一般競争入札を公告した。12日まで参加を受け付けており、10月17日に開札、標準型総合評価落札方式により落札者を決定する。予定価格は43億8200万円。
 千丈トンネルは、国道197号八幡浜道路(地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道)の八幡浜市郷から松柏に建設するもので、延長1809b、幅員6(10・5)b、内空断面積62・3平方b。NATM工法で掘削する。使用する主要な資機材はコンクリート3万5276平方b、鉄筋90・1d、ロックボルト約24000本など。今回発注する工事には延長16b、幅員6(9)bの明かり部整備も含み、工期は15年9月30日まで。12月議会での請負契約承認を諮る。設計はエイト日本技術開発(松山市)が担当。
 JV構成員の資格要件としては、土木一式の総合数値が代表者は1200点以上、代表者以外の構成員は900点以上のほか、代表者には延長1200b以上で内空断面積45平方b以上のトンネルをNATM工法により元請施工した実績なども求めている。
 また、本年度に県が発注を予定しているトンネル工事では、国道378号俵津バイパスの「俵津玉津トンネル」と松山南部(2期)地区農道整備事業の「(仮称)松山南部トンネル」がある。2件とも12月議会承認案件として発注作業を進めており、10月ごろをめどに公告する見通しだ。概要は俵津玉津トンネル(西予市明浜町〜宇和島市深浦)が延長697b(工事延長943b)、幅員6(9・75)b。松山南部トンネル砥部町宮内〜松山市西野町)は延長407b(同506b)、幅員6(8)b。いずれも13年度までの3カ年事業。設計は両案件とも芙蓉コンサルタント(松山市)が担当した。