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建通新聞社(中部)
2011/09/15

【岐阜】学校規模適正化検討委員会、年度末までに基本方針策定して市長に提言

 可児市は、市内にある小学校11校、中学校5校の市立学校の適正配置と適正規模について検討するため、「可児市学校規模適正化検討委員会」を設置している。委員会は7月から活動を始めており、年度末までに基本方針を決めて市長に提言する。順調なら、2012年度から市としての具体的な検討に入る。
 少子化などによる学校環境の変化の中で、子どもたちにとって望ましい学校教育環境を整備するため、学校施設の適正な配置や規模を検討するもの。委員会は学識経験者や市民公募委員などの9人で構成している。
 基本方針は、総論をまとめた内容になる見込みで、適正配置後の学校数や規模などが具体的に盛り込まれるかについては未定としている。
 これまでに7月の第1回目、12日の第2回目までの会議が行われ、市の教育の現状認識と、児童生徒や保護者、教職員を調査対象として7月に集めたアンケートの結果分析を行った。今後は、10月、11月、12月、3月で4回程度の会議と、12月以降にパブリックコメントの実施を予定している。
 10月以降の会議内容は、▽小規模校、大規模校の課題、施設整備に伴う課題▽通学区域の問題検証▽望ましい学校規模、適正配置の基本的な考え方の素案作成▽パブリックコメントの検証―など。