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建通新聞社四国
2011/09/20

【高知】投資的経費 38・9億円 高知県9月補正案

 高知県は、きょう20日から開会する高知県議会9月定例会に一般会計補正予算案として、49億9018万円の追加を提案し、当初からの累計額を4402億5853万円とする。補正予算案のうち投資的経費は38億9196万円。9月定例県議会は10月11日まで。
 今回の補正予算の特徴は@南海地震対策の加速化と抜本的な強化に9億4600万円(債務負担行為6億9000万円)。津波避難対策推進事業の拡充として、津波避難タワーの設計や設置6カ所、津波避難路などの新設や手すり整備などの改良67カ所、津波避難施設への外付け階段設置など49カ所。避難施設としての機能強化を図るため、須崎総合庁舎・須崎第2総合庁舎にも外付け階段を設置する。また、新安芸総合庁舎の柱や梁の補強、安芸地域県立病院(仮称)・県庁本庁舎・警察本部庁舎の非常用発電施設の設置場所変更や浸水対策を実施するA産業振興計画の推進に4500万円。新エネルギー導入に向けた取り組みの加速化として、木質バイオマスエネルギー導入を加速化するため、効率的な事業展開の仕組みづくりの取り組みや太陽光発電・風力発電・小水力発電の事業計画、事業実施主体などの検討B「日本一の健康長寿県構想」の推進に1億2800万円。医師の適正配置などの調整を行う高知県地域医療支援センター(仮称)の運営を高知大学に委託する。また、障害者施設が新体系サービス事業の充実を図るために必要となる施設の改修などに助成するC東日本大震災への対応に9億0700万円(債務負担行為1900万円)。被災者生活再建支援基金出えん金、放射能測定関係機器の配置D台風6号などの災害復旧に19億9700万円。台風6号などの災害(農林水産施設災害復旧、公共土木施設災害復旧)に迅速に対応し、速やかな復旧を図る。
 主な建設関連事業では、津波避難タワーなどの整備、津波避難路・避難場所の整備、津波痕跡調査委託、須崎総合庁舎など外付け階段整備、安芸総合庁舎、安芸地域県立病院整備、漁港単独改良、河川調査、エネルギー対策、健康・省エネ住宅推進事業費補助、台風6号などの災害復旧、県立大学整備など。