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建通新聞社四国
2011/09/20

【香川】9月議会後に早期外注 新丸亀警察署設計

 香川県警察本部は、丸亀警察署と善通寺警察署を統合する中讃地区の新警察署新築の基本設計外注に向けて、1880万円の委託費を9月補正予算案に計上した。予算成立後、早期の外注を目指す。
 県警は、10月5日の9月県議会閉会(予定)を待って、基本設計外注に向けた作業を進める。今後の事業計画は、2012年度に実施設計、13・14年度の2カ年で建設する。
 建設地は香川県丸亀市新田町の丸亀総合運動公園内。新警察署の規模は09年4月に完成した高松南警察署程度が見込まれている。敷地面積は約8000平方b。
 新警察署に求める規模・機能は、中讃地区の治安情勢を勘案し、高松南警察署相当の規模と体制とし、通常の事件・事故に対応する機能に加え、大規模な留置施設や防災活動の拠点機能、周辺警察署への支援機能など、中讃地区の拠点警察署としての機能を追加整備する。
 相当規模とされる高松南警察署の体制は警察官204人、一般職員13人、留置施設収容定員40人、一般者用駐車場51台が整備されており、施設は庁舎棟と車庫棟で構成され、規模は庁舎棟が鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ6405平方b。車庫棟が鉄骨造2階建て延べ2067平方b。敷地面積約6600平方b。
 県警察は、02年に従来の16警察署体制を抜本的に見直す「警察署の再編整備計画」を公表し再編整備に取り組んできた。丸亀警察署と善通寺警察署の統合により、一連の再編は完了する。