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建通新聞社(中部)
2011/09/29

【三重】台風6号の災害復旧査定(第2次) 112件、総額約7億円

 三重県は、7月17日から21日にかけて発生した台風6号と豪雨により被災した公共土木施設の復旧を図るため、災害復旧査定(第2次)を16日までに実施した。査定結果は、県関係が松阪建設事務所管内など46件、4億4739万円、市町関係は66件、2億7426万円で、合計112件、総額7億2165万円となった。大規模な復旧では、宮川の大台町岩井付近や桧原谷川の大台町桧原でブロック積みなどによる工事が予定される。なお台風6号の被害個所数が多いため、26日から30日までの災害復旧査定(第3次)で引き続き査定を行っている。
 今回の2次査定結果の内訳は、河川関係が半分以上を占め、県関係で41件、3億7801万円、市町関係で23件、1億1930万円で、全体で64件、4億9731万円。道路関係は、県関係で3件、4673万円、市町関係で43件、1億5496万円で、全体で46件、2億0169万円。
 県を所管別で見ると、津建設事務所が1件、1325万円、松阪建設事務所が19件、2億4105万円、伊勢建設事務所が8件、8386万円、伊賀建設事務所が18件、1億0922万円。市町では、津市が17件、8599万円、松阪市が10件、4113万円、大台町が3件、4583万円、伊勢市が5件、1966万円、伊賀市が30件、6461万円、尾鷲市が1件、1702万円。
 現在進めている第3次査定では、台風6号による被害のほか、7月24、25日の豪雨により北勢地域で発生した被害も対象になっている。規模的には2次査定以上の申請額が見込まれており、2、3次査定で相当規模の復旧事業が決定される見込みだ。(今回の2次査定分の詳細は順次掲載)。