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建通新聞社四国
2011/10/07

【愛媛】松山外環状インター線など促進 四国地整12年度概算要求

 国土交通省四国地方整備局は30日、2012年度予算概算要求を発表した。
 愛媛県内では、新規事業の要望はなく、継続事業の推進に予算を要求。各事業の早期完了を目指す方針だ。事業凍結中の山鳥坂ダム(大洲市)は盛り込まれていない。また、12年度末までに供用開始される事業はない。
 河川改修事業では、肱川上老松(じょろまつ)地区(大洲市)の土地利用一体型水防災事業や鹿野川ダム改造事業(同)の本体工を推進するほか、重信川水系石手川(余戸・市坪個所)で、県のJR松山駅連続立体交差事業と連携してJR石手川橋梁改築事業(松山市)を促進するため、仮線橋梁工などを継続して実施する。砂防事業では重信川水系直轄砂防事業(東温市)を推進。松山自動車道や国道11号を土石流などの土砂災害から防ぎ、都市周辺の人口集中地区の安全性を図る。
 道路事業は、国道196号今治道路(今治市)で調査設計、用地買収を推進するほか一部改良工に着手。松山自動車道松山ICと松山空港、松山港とのアクセス強化を目的に事業促進を図る国道33号松山外環状道路インター線(松山市)と国道56号同空港線(同)では、橋梁および改良工を推進するほか、調査設計、用地買収を進める。幹線道路とのアクセス強化を図る国道56号伊予インター関連(伊予市)や国道11号川之江三島バイパス(四国中央市)、新居浜バイパス(新居浜市)、小松バイパス(西条市)は早期供用に向けて、橋梁工や舗装工、調査設計などを推進。また、国道56号では宇和島道路でトンネル工(宇和島市)、改良工を推進。肱川橋橋梁(大洲市)の架け替えは、調査設計を進める。このほか自転車・歩行者の利用環境整備、幹線道路における交通事故対策として国道56号天赦園自歩道工事(宇和島市)や国道11号大町交差点の改良工(西条市)に着手する。
 港湾・空港事業は、松山外港地区国際物流ターミナル整備を継続するほか、松山空港で経年劣化に対応した舗装改良工を継続実施する。
 今回の発表には直轄事業カ所のみ、各事業の金額は示されていない。