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建設経済新聞社
2011/10/11

【滋賀】総合防災センター・東消防署 3月議会を目途に発注

【滋賀】総合防災センター・東消防署 3月議会を目途に発注
 野洲市は、同市辻町地先に建設を予定する市総合防災センター・東消防署建設工事の文化財発掘調査を現在進めているが、24年3月議会を目途に建設工事を発注する予定。
 現在、建設予定地では辻町遺跡調査中。調査は5〜6割進捗し、本体工事にかかる範囲の調査はこれから本格化する。現段階では特に大きなものは出土していない。
 周辺は古墳など遺跡が多く存在する「ゴールデン地帯」。同町内の野洲図書館建設時にも調査に一定期間を要したことから、今回、調査に必要な最大限の期間として24年3月までを調査期間に設定している。今後の調査で出土する内容次第となるが、建設工事にできるだけ影響を与えないように調査期間内の早期に完了を目指している。
 市は、建設工事を一般競争入札の建築主体、電気設備、機械設備、指名競争の造成に分離して発注し、年度内に着工する考え。建築主体のほか、電気設備、機械設備は議会工事(予定価格1億5000万円以上)になると見られ、工事契約案件の3月議会への提案に向けて、1ヵ月半程度の期間を要する入札手続きを進める。
 施設計画では、用地1万1529・43uに、東消防署・防災センター(RC造2階建、延3115・22u、建築面積1866・70u)、訓練主塔(RC造7階建、延587u)、訓練副塔(RC造2階建、延108u)、訓練ステージ塔(RC造2階建、延40u)を建設する。
 東消防署・防災センターの面積は、東消防署2167・62u(建築面積1266・80u)、防災センター927・60u(建築面積599・90u)。防災センターは、災害対策本部設置を主軸に、自主防災組織、消防団および各関係団体との密接な協調が図られ、大規模災害時における緊急ヘリポートを有する災害応援の受け入れ施設としての機能を設け、消防団員活動の場、備蓄倉庫機能の強化、エレベータ機能、バリアフリー化、太陽光発電など整備する方針。
 用地西側に消防署、防災センター、消防団詰所、車庫の一体施設と調整池(地下)600uを配置。東側北に訓練施設の建屋、東側南にポンプ操法スペースを配置する。
 工期は建築主体・電気設備・機械設備12ヵ月間、造成4ヵ月間。
 設計は水原建築設計事務所(彦根市)。