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建通新聞社(中部)
2011/10/19

【愛知】鳴海駅前市街地再開発事業 特定建築者を募集

 名古屋市緑都市整備事務所は14日、鳴海駅前第2種市街地再開発事業で商業・業務と住宅を主要用途とする施設を建設するため、施設の建築と取得を進める「特定建築者」の募集を開始した。参加表明書の提出期限は31日。
 今回募集するのは、同事業の施行区域のうち、南西部のC工区。北を名古屋鉄道名古屋本線高架、東を古鳴海停車場線、西と南を鳴海6号線に囲まれた区画。都市再開発法に基づき、施行者の市に代わって再開発ビルの建築と取得を進める特定建築者を公募により選定する。特定建築者の公募は日比野第1種市街地再開発事業に続き、市で2例目となる。
 建物の規模は建築面積が3240〜3780平方bの範囲内で、総延べ面積が1万8810〜2万1945平方b、または容積対象延べ面積が1万4850〜1万7325平方bの範囲内で、階数の制約はない。
 主要用途は商業・業務(1000平方b以上)、住宅(60戸以上)とし、駐車場・駐輪場も整備する。付属の施設の用途は自由。
 また、隣接するD工区、鳴海駅とつながる自転車歩行者連絡橋と特定施設建築物を接続する。敷地の譲渡予定価額は6億2000万円以上とする。
 応募資格は、特定施設建築物を建築するのに必要な資力・信用を有する法人などで、グループでの応募も可。
 今後は31日までに参加表明書を提出し、その後12月12〜26日までの期間で応募図書などの提出を受け付ける。学識経験者で構成する審査委員会が総合的に判断し、2012年3月上旬にも特定建築者の予定者を決定する。工事は15年1月30日までに完了させる。
 鳴海駅前第2種市街地再開発事業は、緑区鳴海町字上汐田、字本町、字向田の各一部の施行面積約3・2fを対象に、市が施行者となって進めている事業。1993年3月に都市計画決定した。
 A〜Dの4工区に施設建築物を建築する計画で、D工区にはリベスタ鳴海がすでに建設済み。残るA、B工区については今後計画を見直しする可能性もある。