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建通新聞社(中部)
2011/10/21

【愛知】岡崎市 男川浄水場更新をBTM方式で発注 12月にも総合評価で公告

 岡崎市は、「男川浄水場更新事業」について実施方針と要求水準書案を公表した。発注方式については、民間資金を活用したBTM方式を採用し、実施設計、建設工事、維持管理、保守点検を一括発注する。また、事業者の選定は総合評価方式で執行し、順調にいけば12月上旬にも募集要項などを公告する方針だ。
 同事業は、既設の浄水場が1965年に通水開始しており、耐震性の確保と老朽化による更新工事を行う。
 新たに築造する浄水場の処理方式は急速ろ過方式を採用する。処理能力は最大で日量6万3610立方b。
 処理場では、沈砂池からポンプアップし、着水井に送り生物処理槽(池)、粉末活性炭接触池、混和池・凝集沈殿池、急速ろ過池、浄水池に処理水を溜める。送水ポンプ棟は、浄水池に隣接して設置する。管理棟の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1600平方bを想定している。
 市では、5年間の設計・建設費を約206億円、建設後15年間の維持管理費を約24億円とする事業費と事業期間を設定している。今後、12月上旬に総合評価方式で募集要項などを公告し、2012年8月にも事業契約する民間事業者(SPC・特別目的会社)を決定する計画。
 男川浄水場の所在地は大平町字塚畑32。施工地は既設浄水場に隣接する面積約5万6000平方bを確保している。
 BTM方式による入札支援業務をみずほ総合研究所(東京都千代田区)、基本設計を日本水工設計名古屋支社(名古屋市中区)が担当した。