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建通新聞社(中部)
2011/10/26

【愛知】あま市 市民病院の基本設計を日本設計で

 あま市は21日、新あま市民病院の基本設計について、公募型プロポーザルによる審査結果を公表し、日本設計中部支社(名古屋市中区)を受託候補者に特定したことを明らかにした。近く正式契約へと移行する見込み。次点は山下設計中部支社(名古屋市中区)となっている。
 基本設計の委託期間は2012年3月31日まで。今後のスケジュールは、基本設計が完了次第、実施設計へと移行し、12年度中に完了。着工は13年度を予定しており、15年度の開院を目指している。
 新病院の計画概要は、病床数180床(一般急性期病床、亜急性期病床、回復期リハビリテーション含む)、診療科は11科。
 敷地面積は約1万6000平方bで、平面駐車場を基本とし、新病院の提供医療サービスに対応した駐車台数分を確保する。
 建設地はあま市甚目寺と西今宿。概算事業費は約60億(用地購入費を除く)を想定している。基本設計に伴う予算執行上限額は5700万円(税込み)を予定している。
 基本設計の公募には、当初13者が参加を表明。のちに3者が辞退し、1次審査で5者に絞り込んで、2次審査のヒアリングを実施した。
 日本設計の提案については、審査委員会(会長・長澤泰工学院大学副学長)の講評で「周辺建物状況や景観への配慮から建物の高さを極力抑えた点」が特徴と評され、加えて「低層に抑えた結果として各階の延べ床面積と建築面積が大きくなり、敷地内の屋外平面駐車台数が減少することを、建物の下に駐車場を設けることにより回避した点」を大きく評価している。