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建通新聞社
2011/10/26

【大阪】大阪府 JR総持寺駅設置で駅前を都市計画変更 フジテック跡地を近商へ

 大阪府は、JR東海道線の新駅設置(仮称・JR総持寺駅)に伴い、駅前の都市計画用途地域変更を予定している。年内に都市計画案を策定する見通し。
 対象は、茨木市庄1丁目地区の約3.4ha。準工業地域から近隣商業地域へ変更し、容積率を200%から300%に、建ぺい率を60%から80%に変更する。変更の理由は、「JR東海道線において、新駅の整備が進められることに伴い、駅前にふさわしい土地利用の誘導を図るため」としている。現地では高層マンションの建設などが計画されているもよう。
 JR西日本は、本年7月29日に、茨木市、大京・関電不動産・オリックス不動産JVとの間で、東海道本線(JR京都線)の摂津富田・茨木間の新駅設置について基本協定書を締結した。場所は庄1丁目で、昇降機メーカーのフジテックの工場跡地。概算工事費は約60億円(駅施設と自由通路)。駅の工事費は約56億円で、JR西日本が半分、国と市が残りを負担する。線路を跨ぐ自由通路と歩道は国と市が、駅前広場や駐輪場、アクセス道路は不動産会社が整備する。2018年春の開業を目指す。茨木市内にあるJRの駅はこれで二つ目となる。
 都市計画案を策定前の公聴会では、近隣住民が、「高層マンションは環境の悪化につながる。第1種住居地域にすべき」と意見を述べた。