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建通新聞社
2011/11/09

【大阪】大阪広域水道企業団 将来構想の素案をまとめる 三島浄水場は大庭浄水場に一元化 小水力発電を導入

大阪広域水道企業団は、〜水道事業の豊かな未来に向けて〜をテーマとする将来構想の素案をまとめた。今後、府民意見の徴集などを経て早期に正式な計画とする。施設整備では、震災時にも100万M3/日の水道用水を供給できるよう施設の施設更新・耐震化を進める。工業用水では、将来的に、三島浄水場と大庭浄水場の2浄水場を大庭浄水場に一元化。環境対策としては小水力発電設備の導入、LED照明への転換などを進める。技術発信では、海外水インフラ整備にも取り組むとしている。
 将来構想は、大阪府水道部から引き継いだ将来構想をその後の社会経済情勢の変化(東日本大震災の発生など)を踏まえて見直し、企業団の設立趣意や企業団理念に基づく新たな視点・拡充する項目を盛り込んだ。期間は2012年度から29年度まで。期間中も必要に応じて見直す。
 水道用水の需要は人口減などで減少すると見込み、施設をダウンサイジングする。工業用水の需要は若干層化すると見込むが、料金収入の減少などもあり、経営の効率化に努める。
 水道用水供給事業では、震災などの大規模災害時においても最低限の日常生活や社会経済活動の維持に必要な水量が供給可能となるよう、主要な系統を「あんしん水道ライン」と定め、段階的に施設更新・耐震化を推進していく。村野浄水場は、沈殿池とろ過池のユニット化などにより段階的に整備し震災時にも必要な水量の供給を可能とする。
 工業用水道の基幹浄水場である大庭浄水場は、老朽化した施設の更新に併せて耐震化。また、三島浄水場を廃止し、耐震性を確保する大庭浄水場に浄水施設を
一元化することで、配水の安定性を確保する。
 停電事故対策では、庭窪浄水場、万博公園浄水施設と新設する松原ポンプ場に非常用自家発電設備を整備。津波対策も優先順位を定めて実施する。
 環境配慮では、高低差や水道水の送配水圧力を活用して高効率な発電が可能な小水力発電設備の導入を検討。設置可能な場所や水圧に応じた規格などの調査を実施し、順次、導入を図る。LED照明は市町村との共同購入も検討。
 海外展開は、先進事例、現地調査・分析などを踏まえて内容、時期などを検討する。