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建通新聞社(中部)
2011/11/17

【三重】南勢水道事務所 送水管の設計着手 大台町への新規給水事業

 三重県企業庁南勢水道事務所は、大台町に南勢志摩水道用水供給事業の新規給水を行うため、多気町内に敷設する延長4・1`の送水管路の測量設計に着手した。1日最大給水量1700立方bを計画しており、2015年度の給水開始に向けて12年度から工事に着手する。
 大台町が整備を進める日進川添地区統合簡易水道の新水源として用水を供給するため、南勢志摩水道用水供給事業の既設送水管を多気町丹生で分岐し、大台町まで接続する延長4・1`の送水管やポンプ場などを建設する。
 送水管は、分岐点からポンプ場までの延長1・6`区間と、ポンプ場から大台町境界の多気町色太までの延長2・5`区間を整備する。延長1・6`区間は内径250_のダクタイル鋳鉄管を計画しており、設計は三洋開発(津市)が担当。延長2・5`区間は内径200_のダクタイル鋳鉄管の計画で、設計は三重新成コンサルタント(津市)が担当。
 送水管は11年度末までに設計をまとめ、12年度に一部工事に着手する。ポンプ場から大台町までの区間は、大台町からの受託工事として整備を行う。
 ポンプ場は、丹生地内に1日最大1700立方bの規模で建設する。このほか、同じ敷地内に多気町の新設配水池向けとして1日最大1800立方bのポンプ場を建設する。ポンプ場の設計業務については、入札手続きを進めており、11月末までに委託先を決める。ポンプ場の設計工期は12年9月末まで。早ければ12年度末に工事に着手する。
 事業期間は11年度から14年度までの4年間の計画で、15年4月の給水開始を目指す。