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建通新聞社
2011/11/18

【大阪】大阪府 『大阪府地域医療再生計画「三次医療圏」』 府立母子保健総合医療センターにファミリーハウス設置

 大阪府は、『大阪府地域医療再生計画「三次医療圏」』をまとめた。この中で計画する、府立母子保健総合医療センターへのファミリーハウス設置は、2011年度に基本設計を実施。府立呼吸器・アレルギー医療センターでは、感染症センターの入院病床の新規設置事業を12年度に事業化する。
 2010年度国補正予算で措置された「地域医療再生臨時特例交付金」を活用し、「三次医療圏(府域全域)」における医療に関する課題を解決するための施策を実施する。計画期間は、11年度から13年度まで。
 地域医療再生計画に盛り込まれた『高度専門病院における療養環境整備事業』は、長期入院児が在宅療養生活へ円滑に移行できるよう、家族と子が共に生活しながら、医療的ケアの知識や技術を習得するために適した環境を整備する。
 府立母子保健総合医療センター(和泉市室堂町840)へのファミリーハウス(家族の滞在施設)整備は、11年度に事業着手。総事業費は3億5,000万円。府内のモデルケースとなる事業。鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1,000uの施設を計画しており、11年度に基本設計を作成。13年度末までに完成する。
 『府立の病院における感染症病床の新設事業』では、鳥インフルエンザをはじめとする呼吸器系の感染症に対応可能な入院病床の新設する。
 府立呼吸器・アレルギー医療センター(羽曳野市はびきの3−7−1)では「感染症センター機能」の拡充・強化の一つとして入院病床を新規設置する。内容は、病床の陰圧化、メディカルコンソールの設置、個室トイレの整備など。12年度に事業着手する。総事業費は6,099万円。
 『感染症指定医療機関における感染症病床機能充実事業』は感染症指定医療機関の建て替えに当たり、より機能的に充実した施設設備の整備を図る。
 市立枚方市民病院では現状で設置されていない陰圧病床を8床新設する。11年度に事業着手。総事業費は1,880万円。市立堺病院では、第2種病室を現在の1室2床の相部屋6室を個室6床とするほか、現状で設置されていない陰圧病床を6床新設する。総事業費は2,115万円。