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建通新聞社四国
2011/12/06

【高知】新大平橋左岸側の橋台設置へ 国道439号改築

 高知県中央東土木事務所本山事務所は、管内各所で国道439号道路改築を進めている。2012年度は、大豊町の落合工区で橋梁下部工などのバイパス整備、本山町の田高須工区で現道拡幅などを進める予定。
 落合工区は、幅員が3〜5bと狭く、車両の対向が難しい現道に代わって延長1560b、全幅10b(うち歩道幅員2・5b)のバイパス新設を進めており、このうち川井大橋から福寿草橋までの延長820bは先行して供用している。現在は、落合トンネル本体工事(延長119b、全幅9b、うち歩道幅員2b)や南小川に架かる新大平橋右岸側の橋台設置工事などを進めている。12年度は、新大平橋左岸側の橋台設置工事を上半期中に発注する予定。逆T式橋台で基礎工は場所打ち杭となる。橋梁とトンネル間(延長約300b)の一部で山切や盛土などの工事も実施する。
 新大平橋整備については、13年度から仮橋と橋脚1基、上部工を順次発注する。橋脚は張出式橋脚(円柱)、基礎工はニューマチックケーソン、上部工は鋼2径間連続曲線箱桁橋となる。橋長は104b、全幅10b(うち歩道幅員2b)。合わせてトンネルまでの区間の山切と盛土も順次進め、最後に全区間の舗装や照明、標識の設置を行い、5年前後での開通を目指している。
 管内の国道439号では、ほかに本山町の田高須工区では、10年度に開通済みのミニバイパス(延長約500b)に続いて、全幅6b(歩道なし)で線形の悪い延長約600bの現道拡幅を進めている。吉野川側への軽量盛土工やメタルロード工法で全幅12b(うち歩道幅員3・5b)を確保するもので、12年度の施工延長は未定だが、開通までは数年かかる見通し。
 また、土佐町の東石原工区では、東石原トンネル(延長736b)の本体工事を13年度末までの予定で施工中。14年度からはトンネル東側区間の盛土や橋梁工を進め、早期の開通を目指す。徳島県境に近い大豊町の沖〜中内工区でも一部で線形改良などを進める予定。