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建通新聞社(中部)
2011/12/06

【三重】国交省木曽川下流 船着場計画検討業務をエコーに委託

 国土交通省木曽川下流河川事務所は、「木曽川下流部船着場計画検討業務」をエコー中部事務所(名古屋市中区)に委託した。業務完了は2012年3月。
 今回委託したのは、木曽三川下流部に設置が計画されている船着き場の計画検討や設計。同船着き場について、防災ネットワークや観光を含む平常時の利用(使用)を想定した配置構想と全体設計をまとめるほか、船着き場の概略設計や利活用を踏まえた整備効果の検証なども行う。
 同船着き場の設置予定地について、防災船着き場としての位置付けでは、木曽川左岸(木曽岬町源緑地区)と揖斐川右岸(桑名市城南地区)、揖斐川左岸(桑名市長島町白鶏地区)の3カ所が設置候補地となっているが、検討業務の中で、この3カ所を防災と観光など平常時利用の両面から設置場所の妥当性などを検証する。平常時利用の検証では、遊歩道やサイクリングロードなど陸上側の既存ネットワークや計画、新規構想などを踏まえるほか、行政や木曽三川公園など船着き場近隣の歴史観光施設の利用者、市民団体などを対象にした意見聴取、社会実験なども同時に行う予定だ。
 また、概略検討、概略設計では、変形護岸や浮桟橋、ミニフロート式など、各種船着き場の構造比較を行い地形条件への適応性や利用性の分析のほか、2カ所の概略設計を行う。
 同事務所では今後、今回の計画検討の結果を基に、広域ネットワーク検討会や近隣自治体、各種団体などの意見などを踏まえ、設置場所の特定を進めていく見通しだ。