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建通新聞社四国
2011/12/13

【徳島】1月にも本体工公告 県立三好病院新高層棟

 徳島県は、県立三好病院新高層棟の基本設計をまとめ概要を公表した。施設は、鉄筋コンクリート8階建てで、免震構造を採用。現在、進められている実施設計を年内に完了させ、1月に本体工事を公告する予定。「救急医療」と「がん医療」を特色とする「四国中央部の拠点病院」を目指し、整備が本格的にスタートする。
 新高層棟の規模は、鉄筋コンクリート造8階建て延べ約1万4500平方b。内部は、1階に放射線部門、霊安・剖検、食堂・売店、2階に手術部門、栄養管理部門、設備室、3階から7階までに一般病棟、8階に展望ラウンジやリハビリ歩行に使用できる屋上庭園を設置。屋上にはヘリポートを整備する。
 病床数は220床(結核8床、感染症6床、ICU4床、HCU6床)。個室を現在の47床から74床に増やす。6床室を廃止し、個室・4床室とも現在の約1・5倍となり、十分な1床あたりの面積を確保する。
 また、各階に多目的トイレを設置。エレベーター台数についても、一般用は現在の1台から2台、業務用は2台から4台に増加する。実施設計は日総建・宮建築設計JVが担当。建設位置は現在、駐車場として利用している部分。
 今後、2012年3月末までに着工し、13年度末に完成、14年度中の開院を目指す。完成後には、既存の高層棟を解体し、駐車スペースを整備することにしている。
 三好病院の既存施設は、高層棟(鉄筋コンクリート造6階建て延べ7226平方b)、低層棟(同造2階建て延べ3925平方b)、救命救急センター(鉄骨造2階建て延べ550平方b)などで構成。低層棟は、既に耐震改修を完了。救命救急センターは、05年度に竣工しており新耐震基準に適合している。
 所在地は三好市池田町字シマ。