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建通新聞社四国
2011/12/13

【愛媛】12月補正案にプロポ準備費 八幡浜市立総合病院建替え

 八幡浜市は、老朽化が進んでいる市立総合病院(大平1番地耕地)の整備計画で、懸案となっている建設候補地について、現在地での建て替えに向けて準備に入った。このため12月補正予算案にアドバイザー経費や視察旅費を含む設計施工プロポーザル準備費として536万円を計上。現段階では流動的だが、順調に行けば2012年4月ごろにも設計業者を特定し、13年度中の着工を目指す考えだ。
 建設地は当初、北浜1丁目にある北浜公園敷地内へ計画していたが、津波浸水予想区域内にあるとして市議会が反対。これにより、第2候補地としていた現在地での建て替え案が浮上していた。その上で市は、病院事業を運営しながらの建て替えが可能かを検討した結果、「建て替えは十分可能である」と3パターンの建て替えプランをまとめ、市議会全員協議会で報告している。
 建て替えプランによると、敷地面積は1万8234平方b(病院敷地・1万5800平方b、飛び地・2434平方b)、施設概要は鉄筋コンクリート造で延床面積は約1万6000平方bを見込み、免震構造を採用する。病床数は222床(HCU20床、感染症2床を含む)。工期は4カ年を想定している。
 建て替えプランの作成は、内藤建築事務所(京都市)が担当した。