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建通新聞社四国
2011/12/16

【高知】2・9%増の4462億余 県の当初予算見積概要

 高知県は9日、2012年度当初予算見積概要を発表した。一般会計の総額は4462億2600万円と11年度当初予算額に比べ2・9%増で4年連続の増額予算となる。部局別では、インフラ整備を推進する土木部が685億7000万円で前年度当初比10・5%増、南海地震に備えて医療施設の耐震化などに取り組んでいる健康政策部が323億8500万円で同5・7%増、学校施設耐震化を進める教育委員会が163億4400万円で同25・8%増、南海地震対策の加速化と抜本的な強化などを促進する危機管理部が28億1800万円で同311・9%増などとなっている。
 新規事業は、病院の耐震診断・補給計画策定の促進として15病院に6757万円の補助金、永国寺キャンパスの整備(基本、実施設計、地質調査)に9927万円、木材加工流通施設整備事業(大型木材加工施設整備・債務負担含む)に18億5076万円、学校における防災機能の強化に2億6876万円など。
 主な関係事業では、新資料館の整備に1億8435万円、造林事業に10億8405万円、治山事業に35億5805万円、森林整備加速化事業に8億2230万円、林道事業に27億5644万円、清水漁協岸壁沖出し工事に4800万円、漁港集落環境整備事業に3億8150万円、南海地震に備える県立学校施設整備費に44億0940万円、公立学校施設耐震診断支援・耐震化促進事業に5億2806万円、警察署再編計画に基づいた警察署整備に9億0469万円、駐在所の整備に費に1億0979万円、佐川署職員宿舎に4億2945万円など。
 また土木部の当初予算見積では、12年度投資的経費として488億9300万円(対前年度比10・8%増)。
 重点化事業では、四国8の字ネットワークの整備促進に46億8300万円、国道195号(高知バイパス)、足摺岬公園線(松尾〜大浜工区)などの産業振興や市町村合併を支援する道路整備の推進に70億8000万円、1・5車線的道路整備事業に36億5800万円、緊急輸送道路における橋梁の耐震補強に4億3700万円、高知港海岸の地震・津波対策に6億4700万円、和食ダム建設事業に7億5700万円、河川改修改修費に18億8600万円などを概算要求している。