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建通新聞社(東京)
2011/12/16

【東京】 警視庁 基本・実施設計は東畑で 麻布署移転改築

警視庁は、麻布警察署の移転改築に向けた設計業務を東畑建築事務所(千代田区)に委託した。委託金額は5430万円。築40年を経過する既存庁舎を、港区六本木4丁目の区立三河台中学校跡地を活用して延べ約1万5000平方bの規模で建て替えて、老朽化を解消させる。2014年2月を納期に新庁舎の基本・実施設計をまとめる。本体工事は14年第3回都議会定例会への付議案件として発注し、18年2月までに完成させる予定でいる。
 麻布署は港区麻布6ノ2ノ37の敷地1015平方bに、1972年に完成した。既存庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造10階建て延べ3411平方b。
 老朽化解消を目的に、港区から土地の交換で取得した三河台中学校跡地(港区六本木4ノ16ノ1、敷地面積3908平方b)で移転改築する。
 新庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上7階建て延べ1万5029平方b。警察署庁舎(延べ1万2090平方b)に、単身待機宿舎(延べ2939平方b)を併設させる。
 今回の委託業務を通じて、新庁舎の建設に伴う建築と電気、機械設備などの基本・実施設計を行い、施工計画を検討するとともに、概算工事費を算出する。また作業の中で、既存庁舎の解体に向けた実施設計も実施することにしている。
 14年2月までにまとめる成果を基に、同年9月に開かれる第3回都議会定例会への付議案件として本体工事を発注する。議会での承認を受けて翌10月に着工、18年2月までの3年半程度の工期で施工する。移転後の同年6月〜12月に既存庁舎を解体する方針だ。
 予定工事費については、新庁舎の建設に58億1962万円、既存庁舎の解体に1億5619万円をそれぞれ見積もっている。