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建通新聞社(神奈川)
2011/12/22

【神奈川】横浜市 関内駅北口整備事業 基本設計をJR東日本東京工事事務所に委託 13年度に準備工に着手

 横浜市やJR東日本が計画している根岸線関内駅北口整備事業で、工事に向けた基本設計をJR東日本東京工事事務所(東京都渋谷区)に委託した。委託金額は5100万円。駅北口の改良や保育施設の整備など事業全般の設計を実施。2012年度に引き続き詳細設計を進め、13年度に一部準備工事に着手する方針だ。北口整備に合わせて、マリナード地下街でもエレベーター設置などのバリアフリー化を計画しており、12年度にも設計を委託する。
 JR関内駅北口では、バリアフリー施設が未整備な上、伊勢佐木町や馬車道方面に通じる動線が悪いため、▽上下線各ホームへのエレベーター設置▽コンコースの段差解消▽改札の大船側への移設と歩行者空間の確保▽現在、大船側向いている改札の向きを横浜側に変更―などの改良を計画している。また、高架下の空間に設置を計画していた保育施設の運営もJR東日本が担当することを決定。今回の委託の中で、駅舎と合わせて設計を進める。
 事業は国の「連携計画事業」制度を活用し、費用は市と国(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)、JRが3分の1ずつ負担する。13年度に準備工に着手し、14〜16年度の3カ年で本体の工事を実施する予定だ。
 事業では駅舎整備に合わせて、市施行で駅前歩行空間とマリナード地下街のバリアフリー化を実施する。
 駅前歩行者空間は、駅の改札を約35b移設し、空いたスペースを使って整備する。今後、協議会の中で景観や配置などを検討する。事業期間は13〜16年度を予定。
 また、マリナード地下街のバリアフリー化では、エスカレーターの設置スペースがないため、北口改札口とイセザキモール入口の2カ所にエレベーターを新設する。イセザキモール側には広場状の段差があるため、この解消策についても併せて検討する。12年度に詳細設計を委託し、13年度に工事を実施する予定だ。