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建通新聞社(中部)
2012/01/17

【岐阜】瑞浪市 中学校再編、準備委員会立ち上げへ

 瑞浪市は、市立中学校の統合・再編に関する基本方針について、2011年度1年間をかけて住民説明を進めている。具体的な統合準備に12年度から入るため、4月ごろまでには「統合準備委員会(仮称)」を立ち上げる見込みだ。
 基本方針は、「学区制審議会」から10年3月に「小学校については地域コミュニティーとしての機能もあるため当面は統廃合しない」「中学校を3校に統合再編する」などの答申を受けて決めた。現在の6中学校から、統合増改築1校、統合新築1校、現状1校の3中学校に統廃合する。増改築校は16年4月、新築校は17年4月の開校を目指す。
 新たな3校は「稲津」「陶」の2校を統合して既存の稲津中学校を生徒数200人程度に対応できるよう増改築する1校と、「瑞陵」「日吉」「釜戸」の3校を統合して現在の瑞陵中学校敷地内に生徒数350人程度の新設校を新築して1校とするほか、現状の「瑞浪」1校の編成となる。
 当初は、11年5〜6月にかけて各地区で行われた説明会後の早い時期に保護者や学校関係者、地区住民、教育委員会らの代表で組織する「統合準備委員会(仮称)」を統合増改築地区と統合新築地区の2カ所に設け、新校の名称など統合に必要な事項の協議に入る予定でいたが、廃校対象地区からの意見や要望に対応して遅れている。
 調査や設計などの着手年度は未定だが、増改築、新築ともに2カ年の工期を見込んでおり、増改築は14年度、新築は15年度の着工を目指すこととなる。また、新築校の建設地となる「瑞陵中学校」では、新築着工前までに仮設校舎を整備する。