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建通新聞社(中部)
2012/01/17

【愛知】常滑市 新市民病院 基本設計1次審査で5者通過

 常滑市は16日、新常滑市民病院の建設計画に伴い、資質評価型簡易提案(QBS)方式で選定を進めている基本設計の1次審査結果を明らかにした。5者が同審査を通過しており、簡易提案を評価する2次審査に移行する。2次審査は2月20日を予定。その後、3次審査を行い、3月8日の特定を見込んでいる。
 今回の1次審査には6者が応募。本紙の調べでは、このうち東畑建築事務所(大阪市中央区)、日建設計(東京都千代田区)、久米設計(東京都江東区)、日本設計(東京都新宿区)、山下設計(東京都中央区)の5者が2次審査に進んだようだ。
 2次審査では、新病院施設の設計方針などの簡易提案や敷地のゾーニング、取り組み体制などを審査。同審査によって候補者を3者程度に絞り、作品現地審査や簡易提案書のプレゼンテーション、ヒアリングなどの3次審査に移行する。
 新病院の基本的な計画条件は、病床数が260床程度。内訳は一般病床が193床(4床室124床、1床室69床)、亜急性期病床20床(4床室16床、1床室4床)、回復期病床40床(4床室36床、1床室4床)、HCU病床5床、特定感染症病床2床。このうち、このうち50床程度を半田市民病院との連携病床としている。また、特定感染症については、中部国際空港の直近病院として、特に新感染症などに備える特定感染症指定医療機関とすることとした。診療科23科。
 延べ床面積は、病床数などから1万9500平方b程度を想定。免震構造が前提条件となっている。駐車場は平面または立体で700台程度。概算工事費は病院本体と外構、解体工事、設計監理費などを合わせ約55億円と試算している。
 事業スケジュールは、基本設計の設計期間を12年9月までとし、実施設計を同年10月から13年9月。13年10月に工事着手し、15年2月の完了、同年5月の開院を見込んでいる。