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建通新聞社四国
2012/01/17

【高知】新規で学校の防災機能を強化 県教委

 高知県教育委員会の2012年度当初予算見積概要は、一般会計で163億4360万円となり、11年度当初比125・8%となっている。建設関係では、南海地震に備え、学校施設耐震化のさらなる推進を図るほか、学校における防災機能の強化を新規事業として進める。また、新図書館など複合施設整備に向けての実施設計や、新弓道場建設工事などを進める予定。
 学校などの耐震化促進では、南海地震に備える施設整備費に11年度当初のほぼ倍となる44億0940万円を提示。補強設計は当初予定より5棟前倒しし10校18棟、補強などの工事は22校41棟で予定している。
 市町村などが実施する公立小中学校施設の耐震診断と耐震補強(改築)工事に要する経費の一部を支援する公立学校施設耐震診断支援事業費・耐震化促進事業費には5億2806万円を提示。補助率3分の1の耐震診断は5市1町の33校37棟を支援、補助率6分の1の耐震補強(改築)工事は15市町村と学校組合の30校48棟を支援する予定。
 新規事業として進める学校における防災機能の強化には2億6876万円を提示。うち県立学校への外付け階段、屋上フェンスなどの整備に1億8838万円を計上している。
 高知市と合同で進めている新図書館など複合施設整備事業費には2億6962万円を提示。11年度の基本設計に引き続き、12年度は実施設計を行う。
 高知市の弥右衛門公園に建設する新弓道場整備事業費には5億0333万円を提示。12年度は建築本体工事を進め、13年2月ごろの完成を目指す。