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建通新聞社四国
2012/01/17

【香川】基本設計費を予算要望 斯道学園改築

 香川県子育て支援課は、施設が老朽化している児童自立支援施設「斯道学園」を改築するため、編成中の2012年度予算に基本設計委託費2100万円を要望している。改築については11年11月の県議会で浜田恵造知事が15年度末までの新施設整備を表明している。
 現有施設は高松市西宝町の約1万5000平方bの敷地に教室、宿舎、運動場、講堂などがあり、築50年近くが経過している。
 規模は本館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ793平方b(事務室、教室など)。男子寮がコンクリートブロック造平屋213平方b(居室、食堂、浴室など)。女子寮がコンクリートブロック造平屋232平方b(居室、食堂、浴室など)。入所可能人数は30人。
 斯道学園(児童自立支援施設)は、非行などの問題行動を抱える子供たちや家庭環境その他環境上の理由により生活指導などを要する児童を入所させたり、保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とした施設。入所者の大半は小・中学生が占める。
 改築事業については、11年11月の定例香川県議会で花崎光弘氏(自民・東かがわ)の質問に対して浜田知事は「斯道学園は施設の老朽化が著しく、県有施設の耐震化前倒しの一環で2015年度末までに整備を完了させる。整備内容の検討を行い、来年度に基本設計に着手できるように取り組んでいきたい」と答弁している。
 場所は高松市西宝町2−6−9。