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建通新聞社(神奈川)
2012/01/17

【神奈川】相模原市 メガソーラー構想で庁内検討着手 

 相模原市は11日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)整備構想に関する担当課長で組織した庁内検討会議の初会合を開き、具体的な検討に入った。2011年11月の基礎的調査の結果を踏まえ、課題点などを抽出。複数回の会合により方向性を固め、早ければ12年度中に事業化方策の具体的な検討協議に移行するもようだ。
 構想予定地は南区麻溝台3ノ412ノ2ほかの一般廃棄物最終処分場内。全体敷地約7・8fのうち、埋め立てを完了した敷地内北側の第1期地区約2・6fとした。
 基礎的調査は八千代エンジニヤリング(東京都新宿区)が担当し、地盤の強度や地下埋設物の状況、周辺環境への影響などを調べた。施設整備に対して技術上の必要条件に障害は少ないと判断できたが、法制度の適用の一部でクリアすべき課題が分かった。
 今回の庁内会議では、参考となる設置事例が少ない中で、早期に事業を具体化できるよう課題の解消を急ぐ構え。12年度以降の外部有識者らを含めた検討組織の立ち上げの要否についても判断する。
 協議を進める上で課題のポイントは運営面にある。事業主体が決まっていないため、公設・公営や公設・民営、官民共同事業体による施設整備など複数の事業手法の選択肢から絞り込む。十分な費用対効果や維持管理コストの低減が見込めるよう先進市の視察などを交え、協議を重ねる見通しだ。
 なお、同処分場内で南側にある第2期地区(敷地2万5700平方b)については、将来的に公園を整備する。