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福島建設工業新聞社
2012/01/19

【福島】ふくしまの家供給システムプロポ/56団体が提案

 県が作成・広報する「家づくり事例」に掲載する団体を募る「ふくしまの家」復興住宅供給システムプロポーザルは、参加表明書を提出した57団体のうち、1団体が参加を辞退したものの56団体が17日の期限までに応募提案書を提出。熱意の高さがうかがえる結果となった。実施主体は県建築設計協同組合。
 27日に非公開で広報対象となる30団体と、2次審査(ヒアリング)対象者16団体程度を決定する。2月3日に公開でヒアリングを行い、選出した8団体程度には、具体的な図面作成も委託し広報紙に掲載する。
 地域に密着した設計事務所、工務店、林業などの結び付きに、金融機関や保険業者なども加えたワンストップサービスで質の高い住宅を提供し、膨大な民間の復興住宅需要に対応できる地元グループを県内各方部で設立させるのが主眼。プロポーザルは@地域関係者が連携した住宅供給体制A建設・供給する住宅のコンセプトと平面・外観パース図等B被災者が求めやすい建設コスト・販売価格―を求める。
 審査員は三井所清典芝浦工業大学名誉教授を委員長に、北川圭子郡山女子大学教授、柴ア恭秀会津大学短期大学部准教授、宗形芳明県木材協同組合連合会専務理事、八島信夫県建築安全機構代表理事が当たる。