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建通新聞社四国
2012/02/07

【高知】新資料館整備に1・8億円盛る 県

 高知県文化生活部は、2012年度の予算見積もりとして、新資料館の整備に
1億8435万円、歴史文化資源の保全対策に6877万円を盛り込んでいる。
 新資料館は、山内家資料を核に、戦国時代から近代にいたる高知の歴史を展示・紹介するとともに、歴史研究の拠点、生涯学習や学校教育での活用、さらには文化のまちづくりなどにも寄与する。歴史文化資源の保全対策は、地震や津波災害に対して地域の基調な歴史資料や文化財を守るため、歴史民俗資料館の収蔵機能の充実を図る。併せて、新資料館完成までの間、山内家資料の一時避難場所として活用する。
 新資料館は、実施設計を進めており、早ければ13年度中に建築、展示、外構工事などを発注する。開館は14年度末ごろになる見込み。想定される規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約5000平方b。
 建設予定地は高知市追手筋の高知財務事務所跡地とJA高知信連(財務事務所東、南側駐車場)。建築の基本設計は日本設計・若竹まちづくり研究所共同企業体、展示の基本設計は丹青社・高知広告センター新資料館基本設計(展示)委託業務共同企業体が担当。基本構想は、丹青社・ハウジング総合コンサルタント新資料館基本構想策定委託業務共同企業体が担当した。
 歴史民俗資料館(南国市岡豊町八幡)収蔵施設の拡充は、山内家資料を早期に保管するため、予備室の内装変更改修および南海地震による被害が見込まれる地域資料受入れのための収蔵棟を増築する。