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建通新聞社(東京)
2012/02/09

【東京】 江戸博・現美の改修基本設計は13年度以降に

 東京都生活文化局は、江戸東京博物館(墨田区)と現代美術館(江東区)の改修事業で、12年度に予定していた基本設計を延期する。同じく12年度に改修の基本設計に入る写真美術館(目黒区)などとの施工スケジュールの輻輳による工事費の増大や、施設の一斉休館を避けることなどが理由。12年度は局内で整備計画の見直しなどを進め、13年度以降の設計委託に向けて前提条件を整える考え。
 江戸東京博物館(墨田区横網1ノ20ノ26)は鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造地下2階地上7階建て延べ4万8000平方bの規模で1992年度に完成した。
 一方、現代美術館(江東区三好4ノ1ノ1)の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地下3階地上3階建て延べ3万3515平方bで、完成は94年度。
 いずれも築20年が経過した施設の老朽化解消を目的に設備改修などを実施する。江戸博は2011年度に佐野建築研究所(渋谷区)、現美は10年度に伊藤喜三郎建築研究所(品川区)がそれぞれ整備計画を検討した。
 しかし12年度には、写真美術館や東京文化会館の設計も予定されており、着工時期として想定する14年度には、複数施設の改修工事の集中による大幅な経費の増大と、一斉休館による利用者への影響が見込まれた。
 中でも江戸東京博物館は、整備計画の検討を通じて当初の想定よりも多くの改修個所が見つかり、予算やスケジュールの見直しが必要になっているという。
 これらの事情から同局では、江戸東京博物館と現代美術館の基本設計費を12年度予算に計上することを取りやめた。
 12年度は、整備計画に盛り込まれた改修個所や施工期間、工事費などを局内で再検討する。この成果に基づいて13年度以降にあらためて設計費を予算計上し、業務を委託する方針だ。