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建通新聞社四国
2012/02/10

【高知】南海地震対策に15億円 県危機管理部

 高知県危機管理部は、2012年度予算見積もりとして、総額28億1753万円(対前年度比411・9%増)を要望している。予算体系の中で南海地震対策の加速化と抜本的な強化として、15億0133万円で高知県の地形や地盤データなどを反映したより精緻な新たな被害想定や新たな南海地震対策行動計画などを策定する。
 具体的な施策は次の通り。
【抜本強化の「みちしるべ」づくり】
 ▽南海地震対策再検討事業費に1761万円―減災するために南海地震への備えを協力に推進する対策の抜本強化のための新たな行動計画を策定する
【被害想定の見直し】
 ▽南海地震対策被害想定等調査事業費に1億6382万円―南海地震対策を効果的かつ効率的に実施するために、最大クラスの地震動・津波高さなどの推計、人的・物的被害を想定する
【地域課題への対応】
 ▽津波対策推進事業費補助金に8億円―津波避難計画の策定率向上と必要なハード整備を一体的に推進する(避難路・避難施設の整備、津波避難ビルの指定・整備など)
 ▽みんなで備える防災総合補助金(内ヘリポート費)に6353万円―3幹部の孤立対策としての緊急用ヘリコプター離着陸場の整備
 ▽南海地震長期浸水対策に2309万円―高知市の長期浸水に備えた事前の被害軽減対策や発災後の迅速な復旧・復興に向けた総合的な対策の検討(止水・排水、廃棄物対策など)