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建通新聞社四国
2012/02/14

【高知】下期にトンネル予備設計 国道195号山田BP

 高知県中央東土木事務所は、国道195号(あけぼの街道)山田バイパス工区の整備に向け、2012年度は上半期に用地測量、下半期にトンネル予備設計を外注する予定。可能であれば一部用地買収にも着手したい考えで、13年度以降の工事着手を目指す。
 山田バイパス工区は、現在供用している区間の東端にあたる香美市土佐山田町北本町を起点とし、都市計画道路高知山田線と分離して北東方面に延伸、トンネルや橋梁の構造物などを経て、物部川に架かる新佐野大橋から同市杉田で現道に合流する延長約4`の2車線道路。規格は3種2級で、全幅は11・25b(うち片側歩道3・5b)が基本だが、工区西端の楠目地区の一部では両側歩道となる計画。
 12年度に予備設計を進めるトンネルは延長400b余りで、JR土讃線とその前後の山間部に掘削する。その他構造物として、土生川に橋長10b余りの橋梁と、新佐野大橋に並行して歩道専用橋(橋長132b)などを架設する。工区全体の予備設計はオリエンタルコンサルタンツ(高知市)、測量設計は工栄(高知市)が担当。
 このバイパスの開通により、物部川上流域にあたる香美市香北町や物部町から土佐山田町中心部を経由することなく高知市と直結する。そのため、現道の楠目地区や神母ノ木地区などで慢性化している渋滞の緩和が期待される。