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建設新聞社(長崎)
2012/02/15

【長崎】一般県道諫早外環状線2012年度に本格始動

 県央振興局は、「一般県道諫早外環状線(諫早市貝津町〜長野町)」整備において、2012年度から本格的に工事着手する。諫早外環状線は全長7`b、「諫早インター工区(約4`b)」「長野―栗面工区(約3`b)」の2工区に分けて整備される地域高規格道路で、全路線幅員12b(中央帯1・5b、車道3・5b×2、路肩1・75b×2)の2車線自動車専用道路。県央振興局によると、12年度にはトンネル工や2橋梁の下部工などを先行して発注していく見通しだ。

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「諫早インター工区」では今月末にも切土工入札

 諫早インター工区(諫早市貝津町―栗面町)は11年度の事業費約30億円、完了は2015年度を目標としており、全体事業費は約169億円。ガソリンスタンド、飲食店など店舗を含む75戸の建築物が用地交渉の対象となっているが、14万5000平方bの用地のうち、現時点で約4割の6万平方bで交渉が完了。12年度はこの交渉完了区間から順次着工していく予定だ。
 
 【諫早IC接続部橋梁(図@)】
 起点となる諫早IC接続部橋梁に関しても地権者の協力を得て、基本設計を3月中に終える。ほぼ田畑地帯であるため仮畔工発注の後、今春にも地盤改良に着工。JRやNEXCO西日本との協議の上、早ければ5〜6月には橋梁下部工に着手したい考え。
 続く市街地部は建築物の移転に加え、交通量の多い国道に関わる工事となることから現段階での発注見通しは立っていない。

 【橋梁上・下部工(図A)】
 東大川を跨ぐ県立農業大学隣接敷地の橋梁については県有地であり、現在行っている詳細設計が完了次第、橋長80b、橋台2基、橋脚1基、2スパンの鉄橋下部工を発注する。
 
【(仮)2号トンネル(図C)・3号トンネル(図E)】
 昨年12月に西海建設・増崎建設JXが12億4684万8000円で落札した、(仮)1号トンネル(図B)と同等規模となる(仮)2号トンネル(設計完了)と(仮)3号トンネル(設計中)については、用地交渉手続きが順調に進んでいる3号トンネルが先んじて発注される見込み。2号・3号両者とも延長300〜350b、幅員7(12)b。NATM発破工法を用いる。
 また、両者の間を橋梁(図D)でつなぐ計画としていたが、地元の要望もあり盛土とすることも検討している。

【栗面IC部切り土工(図F)】
 (仮)栗面IC部の切り土工は全体で15万立方b、事業費約5億円にも上るもので、うち2万立方bについては今月末に行われる指名競争入札で業者を決定する。


「長野―栗面工区」ではトンネル口切土工を発注

 諫早インター工区認定から2年を経て、昨年4月に整備区間指定を受けた長野―栗面工区は11年度事業費約9億8000万円、全体事業費約121億円。18年度の事業完了を目指している。ほとんどが山地を通るこの区間では、約1600bに及ぶトンネル整備が大きなウエイトを占める。

【(仮)4号トンネル(図G)・長野IC(図H)】
 4号トンネルについては現在、設計を行っている段階で、12年度には栗面IC側のトンネル口山切工を発注する。
 島原道路全体計画のうち、長野から森山区間が整備区間としての認定段階にいたっていない。そのため(仮)長野ICは県道55号に接続する計画となっているが、地元の要望もあり、インターチェンジとして国道57号に接続できないか検討を重ねているという。
   ◇ ◇ ◇ ◇
 「諫早インター工区」「長野―栗面工区」からなる「一般県道諫早外環状線」は、市街地の渋滞緩和を目指す事業計画。また一方で、地域高規格道路「島原道路」の一部でもある。島原道路は、南島原市深江町から長崎自動車道諫早インターチェンジ(IC、諫早市貝津町)までをつなぐ全体50`bの自動車専用道路で、島原地域の経済活性化や医療搬送の円滑化を目的とした道路計画。現在、国と県で分担して6区間の整備を進めている。
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