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建通新聞社四国
2012/02/17

【香川】投資的経費に581億余 県当初案

 香川県は、2012年度一般会計当初予算案を発表した。予算規模は4343億7600万円と2年ぶりに前年度を68億円余り上回る規模となった他、投資的経費でも581億1300万円と前年度当初より約35億9800万円増額となった。投資的経費の増額は昨年度に引き続き2年連続となる。
 一般会計予算は対前年度比1.6%増。投資的経費は6.6%増となった。編成は「安心できる香川の活力創出予算」と銘打って津波・高潮対策やため池の防災対策など安全・安心対策に重点配分している。
 投資的経費など主な建設関連事業予算は次の通り。
【香川印の販売促進】
 栗林公園内の新物産販売棟整備に1億3000万円。
【交通ネットワーク整備】
 高松港国際物流ターミナル整備に14億3300万円。高松西インターから岡本香川線までの空港連絡道路整備に2億3200万円。高松市が実施するサンポート高松のバスターミナル整備の一部負担金に3億5000万円。拡幅や交差点改良など道路整備事業に146億5700万円。都市計画道路を整備する街路事業に11億5700万円。
【子育て環境の充実】
 斯道学園の建て替えに伴う基本設計に1900万円。
【医療の充実】
 13年度中の開院に向けて新中央病院整備事業に56億0500万円。
【地域基盤の整備・充実】
 民間住宅の耐震診断補助に1500万円。耐震改修補助に3000万円。県有施設の耐震化推進(診断、設計、改修)に2億7100万円。県立高校の耐震化前倒し9棟に3億8800万円。市町などの小中学校耐震化の補助に3500万円。子ども女性相談センター旧館建て替えに8900万円。緊急輸送道路沿道の耐震診断・改修を補助する市町への補助に3500万円。
 大規模ため池の診断に2億8300万円。老朽ため池の整備に4億0600万円。ため池ハザードマップ作成する市町への補助に3億6500万円。
 津波・高潮等対策計画調査事業に5000万円。県の高潮等対策や市町の整備補助に12億2100万円。新中央病院アクセス道路の液状化対策に3億6800万円。
【水資源の確保】
 内海ダム、椛川ダム、五名ダム、綾川ダムの河川総合開発事業に37億8200万円。国営農業用水再編対策事業(土器川沿岸地区)の負担金に4億6100万円。国営造成土地改良施設整備事業の負担金に2億1700万円。
【安全対策の推進】
 新丸亀警察署建設のための実施設計などに4300万円。
【低炭素・循環型社会の構築】
 県有施設の太陽光発電設備整備に4200万円。住宅用太陽光発電の導入促進に1億7800万円。
【教育力の向上】
 建設中の青年センター事業に3億7900万円。高校施設を改築する老朽校舎等改築事業に13億6400万円。校舎などの施設整備に2億6700万円。特別支援学校の学習環境整備に3500万円。香川中部養護学校の校舎増築に3億5200万円。建設中の善通寺養護学校移転整備事業に15億9100万円。高松養護学校校舎改築の実施設計や寄宿舎棟建設に2億2700万円。五色台少年自然センター改築の基本設計に1000万円。
【観光立県の実現】
 栗林公園内の商工奨励館整備の実施設計などに2500万円。