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建通新聞社(静岡)
2012/02/20

【静岡】伊豆地域道路ネットワーク整備で方針―検討会が

 静岡県が設置している「伊豆地域の道路整備のあり方検討会」(委員長・兵藤哲朗東京海洋大学教授)は、17日に東京都内で開いた第3回会合で、高規格な半島中心軸や地域間ネットワークの構築、災害時に備えた道路ネットワークの多重化を道路ネットワーク整備の方針とすることを確認した。防災対策の早期推進と、効果を明確にした上での道路整備の推進を今後の事業の目標に置く。
 検討会ではまず、道路ネットワークの在り方に関する問題点を整理。▽都市部や観光期の渋滞▽すれ違い困難で災害に弱い山間部の道路▽未完成な半島の道路網―を現状の課題と位置付けた。
 これを踏まえ、@高規格な半島中心軸の構築A中心軸と枝線による強固で円滑な地域間ネットワークの構築B災害時に備えた道路ネットワークの多重化―を道路ネットワーク整備の方針とすることを確認。
 伊豆地域の“背骨”となる伊豆縦貫自動車道のほか、これにつながる伊東大仁線など“肋骨”の道路網の整備を促進するとともに、道路ネットワーク機能を効果的に発揮するため、災害時を想定したネットワーク啓開計画の策定や道の駅の防災拠点化が必要とした。
 今後の道路整備に当たり、▽災害対策の早期推進▽効果を明確にした上での整備の推進―を目標に設定。10年後をめどに地域間の幹線軸となる道路整備を、20年後に地域間の複数の路線確保を進めることを求める。
 また、道路財源の確保方策では、▽財政が厳しい中での道路整備の推進▽既存ストックの厳しい現状―が現状の課題。地域の条件に応じた柔軟な道路整備による事業費の縮減や維持管理費の縮減、有料道路の有効活用、PFIの活用などの検討が必要とみて、次回に論点を整理する。
 検討会では、今後も議論を重ね、5月ごろ「道路整備のあり方」の原案を確定。地元有識者への意見聴取などを行った上で、今夏に道路整備のあり方案を取りまとめる。
(2012/2/20)

建通新聞社 静岡支社