トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2012/02/28

【香川】投資的経費は167億円 高松市当初予算案

 高松市は、1468億8000万円の2012年度一般会計当初予算案を発表した。約31億円減(マイナス2.1%)と減額予算は4年ぶりとなるが、重点取組事業などに重点配分がなされており、前年度をやや下回るものの実質的には着実積極型の予算となっている。投資的経費は167億9300万円で、対前年度比3%増の4億8800万円増加している。
 一般会計予算規模は、対前年度30億9000万円減となっているが、子ども手当制度の見直しや丸亀町商店街再開発事業費の減などが要因。
 重点取組事業として将来を見据えたまちづくりの積極的な推進に重点配分されている。
 重点取組事業のうち主な事業は、屋島陸上競技場の解体工事などに2億4800万円、屋嶋城の石垣解体・復元に3900万円、太陽光発電や熱利用システムの補助に1億4100万円、庁舎西側に建設する危機管理センター整備の基本計画策定準備に100万円、住宅の耐震診断・改修や特定建築物の耐震化補助などに1億6470万円、こども未来館整備のための市民文化センター解体や基本設計に4億9800万円、仏生山町への新病院建設のための旧香川県農業試験場解体やアクセス道路整備の実施設計などに8億8100万円、高松城の天守台修景整備や桜御門復元整備基本設計などに1億2500万円、サンポート高松への高速バスターミナル整備の用地取得などに10億9900万円、4コミュニティセンター改修の基本・実施設計に1200万円、公文書館整備に向けて基本計画策定に230万円などを計上している。
 他主な建設関連は、香川町と香南町のデジタル式同報系防災行政無線整備に1億6820万円、姥ケ池東墓地整備に1億2400万円、斎場の火葬炉改修や防水改修に1億0700万円、放課後児童クラブ施設の4カ所整備に1億4200万円、小中学校の空調整備に3680万円、林小学校校舎増築の実施設計に1060万円、塩江地区小・中学校建設事業に8億1280万円、建設中の紫雲中や12年度から着工する山田中学校全面改築事業に18億1000万円、屋島中学校の屋内運動場基本・実施設計とプール改築実施設計に2700万円、21カ所のため池ハザードマップ作成に7800万円、生活排水路整備事業に1億2100万円、漁港高潮対策事業に2億5800万円、道路新設改良事業に12億9300万円、交通安全施設整備に1億2400万円、橋梁の長寿命化の修繕に1億円、河川改良事業に6600万円、女木港と男木港の港湾高潮対策事業に2億4500万円、街路事業に6億4100万円、東部運動公園など公園整備事業に18億5000万円、上之町団地建て替えの実施設計などに4900万円、香南町北部団地の建て替えの実施設計などに1800万円。 また中央卸売場事業特別会計で施設整備に8700万円、耐震化事業として耐震診断や水産物棟改修の基本計画策定に3250万円。
 水道事業会計の配水施設の配水管整備などに2億8000万円、施設整備事業の配水管整備に14億0500万円、浄水場施設整備に7億1200万円。
 下水道事業会計の施設整備に51億8500万円を計上している。