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建通新聞社(中部)
2012/02/29

【愛知】名古屋市 道徳橋など4橋耐震補強を12年度発注

 名古屋市緑政土木局は、2012年度に「道徳橋」など4橋の耐震補強工事に着手する予定で、当初予算案に約10億7000万円を計上した。工事は11月ごろの着工を目指して発注する予定だ。
 同局はこれまで、緊急輸送道路やその他の幹線道路に位置する橋梁の耐震対策について、1980年に策定された道路橋示方書より前の基準で設計した橋梁を対象に、落橋防止対策を全てに実施し、橋脚が単柱、ラーメン柱のものについては橋脚補強も実施してきた。対象となっていた全ての橋梁の対策が12年度に完了する予定だが、東日本大震災でこれまで対象としていなかった壁式橋脚についても、クラックが入り、通行止めになった事例が報告されていることから、対象を広げて対策を実施することにした。
 新たに対象となるのは、80年の道路橋示方書より前の基準で設計された橋梁で、これまで対象とされていなかった壁式橋脚の橋梁と、阪神大震災に対応した基準である96年に策定された道路橋示方書より前の基準で設計された橋梁で、対象となる橋梁は31橋ある。事業期間は12年度から21年度まで、総事業費は約80億円を想定している。
 対象の31橋のうち、12年度は道徳橋、矢田川橋、新前田橋、榎光橋の4橋の工事に着手する。
 道徳橋は山崎川に架かる橋梁で、橋長は約64・6b、幅員は約36・5b。構造は3径間ゲルバー鋼鈑桁、橋脚は壁式橋脚。所在地は南区豊田5〜加福本通1。
 矢田川橋は矢田川に架かる橋梁で、橋長は約120・5b、幅員は約15b。構造は6径間ゲルバーRCT桁、橋脚は壁式橋脚。所在地は東区矢田町〜守山区町南。
 新前田橋は庄内川に架かる橋梁で、上下線が分離した2つの橋梁からなる。橋長は約230b、幅員は合わせて約20・5b。構造は4径間連続鋼鈑桁、橋脚は壁式橋脚。所在地は中川区前田西町、中須町。
 榎光橋は新川に架かる橋梁で、上下線が分離した2つの橋梁からなる。橋長は約89b、幅員は合わせて約25b。構造は3径間連続鋼鈑桁、橋脚は壁式橋脚。所在地は中川区助光1、富田町榎津。
 4橋いずれも橋脚の補強を実施し、榎光橋については上部工の落橋防止が未実施のため、落橋防止対策も実施する。工事は渇水期に実施するため、いずれも11月ごろの着工を目指して発注する。道徳橋、新前田橋、榎光橋の3橋は12、13年度の2カ年、矢田川橋は12〜14年度の3カ年を予定している。