トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北海道建設新聞社
2012/03/01

【北海道】札幌市が工事の最低制限価格を90%に引き上げ−4月公告から 

 札幌市は入札契約制度の見直しで、2012年4月から工事の最低制限価格を道と同水準の90%に引き上げる。くじ引きが頻発し低落札傾向が顕著な測量については、受注機会確保の観点から、同一開札日のくじ引きによる受注を1件までに制限する方針も決めた。
 2月29日の市議会第1部予算特別委員会で、阿知良寛美氏(公明党)の質問に上野輝佳管財部長が答えた。
 最低制限価格は、算定費目のうち現場管理費で5%加算し85%に、一般管理費で25%加算し65%にそれぞれ引き上げることで、現行平均よりも2―3%アップの90%程度とするもの。4月1日以降の公告分から適用する。
 測量の入札に関しては、上野部長が、11年度1月末のくじ引き発生率が91%と高い割合で発生しており、加えて同一開札日で同一業者が複数落札するケースも多く発生しているという状況を説明。
 「とりわけ測量については、品質確保や受注機会確保の観点から、同一開札日のくじ引きによる落札件数を1件までとし、4月から試行したい」と表明した。