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建通新聞社(東京)
2012/03/12

【東京】 外環本格着工へ道路詳細設計

 国土交通省東京外かく環状国道事務所は、東京外かく環状道路(外環)・関越道〜東名高速間の道路詳細設計をスタートさせる。本線とジャンクション(JCT)・インターチェンジ(IC)の全てが対象で、2012年度の本格着工につなげる作業となる。簡易公募型競争入札(総合評価方式)で5月に委託先を決める。
 外環・関越道〜東名高速間は延長16・2`。JCTは「大泉」「中央」「東名」、ICは「目白通り」「青梅街道」「東八道路」のそれぞれ3カ所を設ける。大深度地下にシールドで構築する本線などは国交省、JCT部などは東日本と中日本の高速道路会社2社が整備する予定。2020年までの完成を目指し、12年度に本格着工する見通しだ。
 今回の作業は、11年度に検討したJCT地区の施工計画の成果を基に、別途3月末に委託先を決めて検討する工期短縮策を反映させながら行う。業務の入札手続きは参加表明書を19日まで、技術提案書を4月12日までそれぞれ受け付けた上で、5月7日に開札する。履行期限は11月30日。
 また、ボックストンネルやランプの発進立坑などを対象とした中央JCT地区の設計業務2件と、白子川に架かる目白通りの橋梁を箱型函渠に変更することなどに伴う大泉JCT地区の設計業務1件についても、同時並行で簡易公募型競争入札(総合評価方式)の手続きを進める。